top of page
手織り
機械織り
手織りは大きな糸巻車を使用し、杼に入れる竹菅に緯糸を一本づつ巻き取っていきます。
手織りと機械織りによる織りがあり、どちらも経験と技術を必要とします。
手織りは、投杼機(なげひばた)という機械を使い、柄模様を合わせながら丁寧に織ります。
織り
久留米絣ができるまで
経糸(タテ糸)の絣糸と地糸の糸数を割り出して、大枠に巻き取ります。
緯糸(ヨコ糸)は20本単位で、経の長さの中にある柄模様の数に応じて整え、
精錬、漂白、糊付を行います。
整経 せいけい
くくり 機械織り
経糸、緯糸とも柄部分を括って防染するための作業で手括り、機械括りがあります。この工程が仕上がりのよしあしを決めます。
染めを繰り返すうちに艶やかに輝く黒みがちの紺が現れます。
何度も水を替えながら、糸に付着した不純物と余分な染料を抜き、糸が乾燥しないうちに括糸を手早く解きます。
染色 化染 絣解き
地色以外の色を使用する場合の作業で、多彩な色柄が得られます。
摺り込み後、蒸すことにより色を定着させます。
摺り込み 差し色
糊付・乾燥
糊付は毛羽立ちを防ぎ、強度を強めて経糸の張力を均一化し、
絣乱れや糸乱れを防ぎます。製織を容易にするための作業です。
経糸を、柄を見ながら巻箱に巻いていきます。
経糸 タテ糸
緯糸 ヨコ糸
20本のトング(緯糸を巻く平板)を並べ、巻いていきます。
割込・筬通 さおとおし
絣の柄模様を絣着尺の巾に合わせるため、絵紙で決めた糸数にならって、
絣糸と地糸(括理のない糸)を組み合わせて並べます。
順番に並べられた経糸を、端から順に筬羽に通していきます。
手糊を落とすため、ぬるま湯に浸けることで布は収縮し、しなやかになります。
水洗いの後、竿にかけて天日で乾燥させます。
湯通し 水洗い・乾燥
織物を尺台にのせ、はさみでふしなどを取り、幅及び仕上がりを調べながら
所定の長さに切り、四つ折りに整反します。
整反 仕上げ
bottom of page